私たちは埼玉県の特別栽培基準に基づき、自園から自製、そして自販までの一貫したプロセスを通じて、農産物を栽培しています。この取り組みにおいて、他の農家さんとは異なり、興味深い栽培品目として「ユーカリ」を育てています。埼玉県の動物園で1988年から飼育されているコアラに餌として供給するため、私たちはユーカリの栽培を継続しています。このユーカリの栽培は、農薬や化学肥料を使用しない農法に対する私たちの関心を高め、実践する動機付けとなっています。その結果、自然との調和を重視した栽培手法を取り入れ、環境に配慮した農業を実践しています。私たちの農業活動は、地域と自然との共生を目指す姿勢を反映しています。

ユーカリの栽培基準に、”農薬を使わない栽培”という基準があります。 この農法は環境にやさしく、自然の生態系と調和しているため、地球環境に負荷をかけず、生態系のバランスを保つことができます。また、農薬や化学肥料を極力使用せずに栽培することで、食品の安全性と品質を高めることができます。さらに、この農法は土壌を健康的に保ち、土地の持続的な利用を促進します。加えて、自然農法は生物多様性を尊重し、生態系を豊かにする効果があります。「コアラ＝動物」の食べるものに手間暇かけたものを供給している。それを栽培している私たちも丁寧に手間暇かけて本来の自然の環境の中で栽培されたものを食べたい、そして、皆さんにも提供したい。
それが、加藤ファームが循環型の自然農法を選択した理由です。